「環境」を知るための、環境研のアプローチ
環境研では、環境中での放射性物質の挙動や影響をより正確に把握するために「野外観測」「屋内実験」「シミュレーション」といった様々な角度から研究・調査を進めています。

ここでは、環境研が開発しているシミュレーションモデル「総合モデル」をご紹介します。
総合モデルに出来ること
大型再処理施設の稼働に伴って排出された放射性物質は、環境中をどのように移動していくのでしょうか。

環境中の放射性物質の挙動はとても複雑です。放射性物質による被ばく線量を正確に評価するためには、こういった環境中の様々な現象や経路、時間経過に伴う分布の変化を、総合的に考える必要があります。
環境研の「総合モデル」は、環境中の様々な現象や放射性物質の移行経路を数式で表現(モデル化)することで、放射性物質による被ばく線量を計算します。

総合モデルの利点
- 計算対象とするエリア全域の物質の分布を、時間変化とともに知ることができます。
- 指定した計算条件での被ばく線量を計算することができます。(過去や仮想的なシチュエーションも可能)
はたらく6人のサブモデルくんを紹介します
総合モデルは、地域の特徴を反映した領域ごとの6つのプログラム(サブモデル)で構成されます。
環境中の異なる領域を総合し、様々な現象を考慮して被ばく線量を計算できる点が「総合モデル」の特徴です。
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6人のサブモデルくんには
それぞれ役割があり、総合モデルさんが
全体の取りまとめをしています。

